断捨離という言葉は、すっかり当たり前に使われるようになりました。
新生活や季節の変わり目など、荷物を整理したいときに、ふとやってみようと思ったことはありませんか。
断捨離をやろうにも、「気に入って買った服を、どうやって捨てるか分からない!」という方も多いと思います。
今回は、断捨離のメリットから、服を手放すときや断捨離後の買い物のポイントなどを紹介します。
Contents
断捨離の準備
断捨離を行う前にも、準備が大切です。
まず、クローゼットの中身を知るところから始めてみましょう。
現状を知ることにより、手放す覚悟もできます。
スペースの確保
クローゼットの中を知るためにも、服を広げるスペースが必要です。
1枚1枚チェックをしたいので、広いスペースを確保することをおすすめします。
思いのほか服の量が多いかもしれないので、事前に部屋を整理しましょう。
服を1ヶ所にまとめる
クローゼットの中にしまったままや、ハンガーに掛けっぱなしになっている服を、まずは全部1ヶ所へまとめることをおすすめします。
様々なところにしまっている服を集めると、想像している以上に服が多いことに気付くはずです。
1枚1枚きちんとチェックする
1ヶ所に集めた服は、1枚1枚チェックして、向き合いましょう。
「この服にときめくか?」
「この服を着て人に会いたくなるか?」
「もう一度着たいか?」
このような感情も大切ですが、このままでは服を捨てられない場合もあります。
次に、断捨離のときのポイントを紹介します。
洋服の断捨離を見分けるポイント
なかなかどの服を手放したら良いか決められないときは、これから紹介するポイントで判断してみましょう。
汚れたり毛玉がついている服
お気に入りで何度も着ていた服は、使っている内に汚れや毛玉がついてしまいます。
「まだ着れるかも」と思いますが、ここは思い切って、手放してみてはいかがでしょうか。
1年以上着ていない服
クローゼットの中を整理すると、1年以上着ていない服が出てくる場合もあります。
春・夏・秋・冬と1年間着ていないのであれば、今後着ることがない服かもしれません。
どうしても捨てられない!と思う場合は、無理に捨てる必要はありませんが、1年後に断捨離するなど、期限を決めることもおすすめです。
サイズが合わない服
ダイエットに成功したり、在宅ワークで太ったりした場合、服のサイズが合わなくなることがあります。
また元の体型に戻ることを考えることも大切ですが、今着ることができないのであれば、思い切って断捨離しましょう。
年齢に合わない服
何年か前までは着ることができた服も、年齢を重ねるにつれ、趣味や好みと合わなくなります。
年相応という言葉もありますが、「これ今着ることができるかな?今後着るのかな?」と思う服については、手放しましょう。
高くても1度も着ていない服
買ってみたものの一度も着なかった、高い服もあるのではないでしょうか。
これもクローゼットの肥やしになりやすいので、整理が大切です。
服の量を減らしたいときは、高い・安いのような金額は考えず、まずは手放す方を検討してみましょう。
洋服を断捨離するメリット
断捨離は、ただ服を捨てるだけではありません。
断捨離を行うことにより、生活の質が上がるメリットがたくさんあります。
コーディネートがしやすくなる
クローゼットに入っている服を、頭の中で整理できていますか?
断捨離をすることにより、服の整理ができ、自分自身に似合う服を残すことができます。
「今日はこのスカートとシャツで出かけよう!」など、選択肢を減らすことにより、頭とクローゼットの中が整理されて考えやすくなりますね。
クローゼットがすっきりする
服を減らすことで、クローゼットもすっきりします。
すっきりすることで、日ごろの整理や掃除が楽になりますね。
収納の目安は8割です。
余白を持つことにより、見つけやすく、片付けやすい収納ができます。
自分の本当に似合うスタイルが分かる
トレンドに左右されてたくさん買った服は、必ずしも全部自分に似合うとは限りません。
実際に着て出かける服が残るため、自分に似合うスタイルも見えてきます。
断捨離で残った服に似合う服を買うことが、おすすめです。
服を長持ちさせられる
断捨離をすることにより、大切な服や靴などを残すことができます。
大切な服だからこそ、扱いも丁寧になりますね。
丁寧な扱いをすることによって、1着1着を長持ちさせることができ、サステナブルの観点からも良いと言えます。
断捨離した洋服はどうする?
はじめてみたら、思いのほかたくさんの服を断捨離することもあります。
服を捨てるほかにも、今はフリマアプリやリメイクなど、様々な方法があります。
フリマアプリで売る
「メルカリ」を代表に「PayPayフリマ」や「ラクマ」など、多くのフリマアプリがあります。
出品から取引まで簡単にでき、出品の際は相場も調べながら決めることができるところが、おすすめポイントです。
リサイクルショップ
フリマアプリでの登録などが大変!という方は、リサイクルショップへの持ち込みはいかがでしょうか。
リサイクルショップに持って行くと、その場で値段をつけてくれます。
もし処分する場合も、リサイクルショップで対応してくれるところもありますね。
少しでもお金になったら、嬉しいですよね。
リメイク
絵柄を気に入っていた服は、リメイクしてみてはいかがでしょうか。
柄を活かしたハンカチやティッシュケース、子ども用の服など、服の布を上手に使うこともできます。
ごみとして捨てる
誰かにあげることもできない服については、勇気を出してごみとして捨てましょう。
たくさん着た服を捨てることに抵抗感もあるかもしれませんが、感謝の気持ちをもって、捨ててしまいましょう。
寄付する
服の寄付を募っている、自治体やボランティア団体も多いです。
寄付した服は、海外の子どもたちの元で使われたり、売上を寄付金として紛争地の難民支援や、災害の復旧支援などを目指す団体へ寄付されたりします。
断捨離後の買い物の注意点
断捨離をしたあと、思いっきり服を買いたい気持ちになりますが、ここで押さえておくべきポイントがあります。
断捨離をしたことにより、ものを減らす大切さに気付くと思います。
ものを増やしすぎないためにも、服を買うときのポイントを押さえましょう。
必ず試着する
オンラインで簡単に服も買えるようになりましたが、できる限り試着をした上で買うことをおすすめします。
着てみることにより、頭の中のイメージと実際着たときのイメージのギャップが少なくなります。 服自体の素材感や着心地も知ることができるので、ここは押さえたいですね。
「ベターフィット」や「OIOI from Virtusize」などオンラインショップの場合は、実際の体重や身長を入力することで、おすすめの服を紹介してくれるサービスもあるようです。
デザイン性よりも着心地を重視
服の着心地を確かめてから購入しましょう。
デザイン性を重視してしまうと、トレンドや年齢層に左右され、長く着続けることが難しくなってしまいます。
長く大切に着るために、着心地を重視した服選びをしたいですね。
パーソナルカラーを知る
服やバックなどを買うにあたり、パーソナルカラーを知ることも大切です。
人には、それぞれ似合う色がありますので、パーソナルカラーに沿って服選びをしましょう。
パーソナルカラーを知ることにより、ぐっとコーディネートもしやすくなります。
トレンドを最重要にせず、定番アイテムに投資
定番のアイテムを押さえることで、長く着続けることができるクローゼットになります。
あっという間に流れていくトレンドに左右されず、着回ししやすい定番アイテムを選び、大切に着たいですね。
断捨離しすぎて着る服がなくなったときの対策
断捨離をしすぎてしまい、季節の変わり目などに着る服がない!という方も多いと思います。
服を買う前にチェックしたいことはもちろん、ファッションレンタルサービスもあるので、事前に知っておくと便利かもしれません。
購入する前にチェック
断捨離したあとだからこそ、服を買うときは慎重に、丁寧に選びたいですよね。
自分のなりたいイメージを考える
たくさん服を買って、クローゼットの肥やしをつくり続けた自分とはさようなら。
これからどんな自分になりたいかをイメージしながら、服を買うのも良いですね。
なりたい自分にあわせた服選びをしてみましょう。
持っている服に合う服を選ぶ
クローゼットの中が整理されているので、持っている服も把握しやすくなると思います。
その服に合わせて新しく買うことにより、楽しくコーディネートも考えられるかもしれません。
ものを増やし過ぎず、コーディネートも楽しみたいですね。
ファッションレンタルサービスを利用
服を捨てすぎてしまい、もう何を着たら良いか分からない!
そんなときは、ファッションレンタルサービスがおすすめです。
airCloset
気軽に借りて試すことができる、月額制レンタルサービス「airCloset」。
無料のファッションタイプ診断から、自分に似合ったコーディネートを、30万着の中から提案してくれます。
メチャカリ
オフィススタイルやプライベートスタイルなど、様々なシーンに対応できる「メチャカリ」のサービス。 新品の服をレンタルすることができ、気に入った場合は、割引価格で購入することもできます。
さいごに
「断捨離って難しそう!」と思う方も、ポイントを押さえれば、気軽にできそうに感じませんか。
上手に断捨離をして、クローゼットの中も心の中もすっきり。
定期的な断捨離も大切ですが、日々の買い物から着ない服を減らす工夫をしたいですね。
今回紹介したポイントや方法を参考に、ぜひ洋服の断捨離に挑戦してみてはいかがでしょうか。