サステナブルな暮らしとは?身近な取り組みやおすすめ商品を紹介

MENU
|

サステナブルな暮らしとは?身近な取り組みやおすすめ商品を紹介

近年、「サステナブル」とよく耳にする機会も多くなりましたが、一体どのようなことを指しているのでしょうか?
サステナブル=持続可能なという意味ですが、そのほかにも多くの意味が含まれています。
サステナブルな取り組みや、取り組んでいる企業等について、紹介します。

サステナブルな社会とは?

サステナブル(sustainable)とは、「持続する:sustain」と「できる:able」を組み合わせた言葉です。
温暖化や大雨による災害など、地球が抱える環境問題を解決するために生み出され、「今ある自然環境を未来までずっと保ち続けること」という意味を持ちます。

サステナブルな社会とは、地球の環境を壊さず、資源も使いすぎず、未来の世代も、美しい地球で平和に豊かにずっと生活をし続けていける社会のことです。
サステナブルな社会の実現は、容易なことではありませんが、世界でできることを地道に取り組む必要があります。

今注目のサステナブルな活動とは?

サステナブルな社会を実現するために、世界では多くの活動が行われています。
身近なところでは、ファッションがありますが、ほかにもサステナブルな考えを取り入れている活動があります。

サステナブルファッション

衣類の年間消費量や廃棄量が増えているファッション業界では、以下2点が問題視されています。
「衣類を作るうえで生じる汚染水や温室効果ガスが、地球環境に大きな影響を与えること」
「衣類を作る原材料を得るために、毛皮を取り、動物を殺処分すること」

一度壊してしまった自然を元に戻すには、何十年もの歳月が必要です。世界全体で地球環境を守るためにも、ファッション業界ではサステナブルな取り組みをしています。

・3R(スリーアール)

リデュース(Reduce:ごみの削減)・リユース(Reuse:再使用)・リサイクル(Recycle:再資源化)の3つの頭文字Rから取っています。
着なくなった洋服を再利用することにより、ごみを削減することができたり、新しい洋服を作り出すことができたりといった、リサイクルに関わる施策です。

・アニマルフリーな素材

衣類に使われる動物性素材は、毛皮やレザー、ウール、フェザー、アンゴラなどがあります。
動物性素材の代わりにエコファーやベジタリアンレザー、ヴィーガンレザーなどを代用したデザインの服やバッグなどが増えています。

サステナブルフード

環境や人々の暮らしに配慮した、持続可能な食べ物のことを指します。
私たちの食生活で問題とされていることとして、食品ロスや海洋汚染が挙げられます

・食品ロス

本来食べられるにも関わらず、捨てられてしまう食べ物があります。
それをつくるエネルギーはもちろん、廃棄する際のエネルギーも必要なため、食品ロスは地球環境に大きな負担を与えると考えられます。

・海洋汚染

土壌汚染や河川の汚染により、マグロやウナギといった魚や貝などの生態系に影響を与えてしまい、海から得られる食料が食べられなくなる可能性があります。

サステナブル住宅

スクラップ・アンド・ビルドの考え方ではなく、長きにわたって住み続けられる「長寿命化住宅」を目的とします。
環境に配慮した高耐久な構造や、太陽光発電や地熱利用など省エネ性能を備えること、さらにリノベーションを前提とした家族構成や生活スタイルによって、間取りを変えられることなど、周辺環境にも考慮した住宅に対する考え方です。

サステナブル経営

サステナブル経営(サステナビリティ経営)とは、企業が自社の短期的な利益だけでなく、「環境・社会・経済」という3つの観点すべてにおいて、持続可能な状態を実現する経営のことです。
共存しながら長期的に成長し、進歩し続けます。
廃棄物ゼロの取り組みや、ジェンダーを尊重する人材の確保などがあります。

サステナブルシティ

別名「エコシティ」とも言われ、環境負荷を考慮して設計された都市のことです。
環境に配慮した設計とは、ゴミを肥料として再利用する仕組みや、水質汚染や大気汚染の改善、CO2の削減を目指した取り組みをすることなどを指します。
国民ひとりひとりの意識によって、大気汚染や水質汚染の改善、CO2の削減などを目指します。

サステナブルデザイン

未来の世代の暮らしについて考え、ライフスタイル(住まいや食品、ファッションなど)を通じて、地球環境の維持に貢献するという考え方です。
人類や地球環境が持つ能力を維持し、向上させることです。
環境に与える影響が大きい「住まい・建築」に用いられることが多いですが、近年では「サステナブル×ファッション」や「サステナブル×日用品」などライフスタイル分野でも考え方が注目されています。

サステナブルな暮らしへの取り組み

サステナブルな活動が多くあることが分かりました。
日常から、サステナブルな取り組みと考え方を組み込んでいきましょう。
家庭から取り組むことができる行動を紹介します。

上質な服を長く着る

ファッション業界では、低価格を維持しつつ変化の激しいトレンドに対応するために、大量の洋服が作られ、それらがゴミとして捨てられてしまいます。
大量生産の服ではなく、品質を重視した服を着る考えが増えています。
品質を重視して長く愛用できるもの、長く使えて価格に見合ったものを身につけようというものです。
長く着ることにより、廃棄される服も減り、処分の際の二酸化炭素の排出量を抑えられると考えられています。

服やバッグはフリマアプリやリサイクルショップに出す

フリマアプリやリサイクルショップに、使わなくなったバッグや着なくなった服を出すことにより、可燃ごみや不燃ごみとして破棄される量を減らすことができます。
わたしたちは、年間1回も着ない服を約25枚持っていると言われています。
服やバックを必要な人に長く使ってもらうように、再流通や回収にまわすことが重要となります。

繰り返し使えるものを使う

マイボトルやエコバッグ、シリコンラップなど、繰り返し使えるアイテムを使うことは、プラスチックゴミなどを減らすことに繋がります。
最近では、ストローや綿棒、オーブンシートにも繰り返し使えるものが増えています。
デザイン性の高いアイテムも多いので、キッチンや食卓まわりなど彩りを添えるものが多いです。

省エネ(節水・節電)生活

家を出るときや部屋を使っていないときに電気を消すこと、使わない電化製品などはコンセントを抜く、水を出しっぱなしにしないなど、日常でも取り組むことができます。
日々の意識だけでは難しいところもあるので、節水機能のあるシャワーヘッドや省エネ機能のついたテレビ・エアコンに変えるなど、電化製品にこだわることも大切と言われています。

食品ロス削減

食べきれない量の食材を買って食べられずに捨ててしまう、外食時に多くメニューを頼んでしまい残してしまうなど、自宅や外食時でもフードロスが起こります。
自宅での買い物の量を調整したり、下処理をして事前に冷凍保存したり、外食時は残った食材を持ち帰ることができるか聞いてみるなど、食品ロスを減らす取り組みができます。
小さなことからでも、取り組んでいきたいものです。

企業によるサステナブルへの取り組み

サステナブルな取り組みは、様々な企業でも行われています。

ユニクロ

ユニクロは全商品をリサイクル、リユースする取り組み「RE.UNIQLO (リ:ユニクロ)」を進めています。世界中でクローゼットに眠るユニクロのダウン商品を回収して、最新のアイテムにする取り組みです。
資源を有効に使い、環境への負荷を減らします。
「届けよう、服のチカラ”プロジェクト」という、小・中・高校生が対象の参加型の活動をしています。
出張授業を受けたのち、校内や地域で着なくなった子ども服を回収、その回収した服を難民などの服を必要とする人々に届ける活動です。

公式HP

デサント

サステナビリティを考慮した取り組み「RE: DESCENTE (リ:デサント)」を開始しました。
2軸を主体として取り組んでおり、スポーツを続けられる世の中へ貢献しています。
「RE: DESCENTE SEED(リ:デサント シード)」は、自然由来の素材を最大限に利用した製品を指す。
「RE: DESCENTE BIRTH(リ:デサント バース)」は、リサイクル活動を行った上で、新たなアパレル製品として生まれ変わらせる。

公式HP

ベネッセホールディングス

「教育」と「高齢化社会」を軸に、サステナビリティビジョンを掲げています。
「こどもちゃれんじ」は代表的な教育コンテンツで、様々な国に合った教材サービスを提供しています。
未来の介護に向けて、介護・看護記録基盤「サービスナビゲーション」の自社開発にも取り組んでいます。

公式HP

ネスレ

資源と環境を守るため、ネスレの2030年に向けた長期的な目標は、事業活動における環境負荷ゼロです。
持続可能なパッケージへの改善に取り組んでいます。
2019年から「キットカット」大袋製品の外袋素材を、プラスチックから紙に変更する取り組みをはじめ、2020年にはほぼすべてが紙となりました。
取り組み開始以来、累積790トン(2021年末時点)のプラスチックを削減しました。

公式HP

ユニリーバ・ジャパン

ユニリーバ・ジャパンでは、生産1トンあたりエネルギー使用量を減らすため、再生可能エネルギーに100%切り替えて、生産の効率化を続けています。
さらに、部品の省エネ化や設備配管からの蒸気漏れを改善したり、蛍光灯の間引きやLED照明へ置き換えたりと、電力やガスの使用量を減らす取り組みをしています。

公式HP

サステナブルなおすすめ商品10選

サステナブルを生活に取り入れるための商品を紹介します。

1.DAFI 浄水ボトル カートリッジ付き

「水道水をいつでも美味しく飲める」
浄水フィルターのついた、持ち運びしやすいボトルです。
使い方は簡単で、水道水をボトルに入れるだけで、フィルター1つに付きペットボトル約200本分の役割をすると言われています。
プラスチックゴミの削減を手軽に取り入れられるアイテムです。

公式HP

2.bee’s wrap(ビーズラップ)

何度も使うことができるラップと言えば「みつろうラップ」です。
bee’s wrap(ビーズラップ)は、洗って何回でも使えることはもちろん、デザインとサイズ展開が豊富です。
キッチンをはじめ、キャンプやピクニックにもおすすめなアイテムです。

公式HP

3.curetex 和紙のやさしさマスク

植物由来の天然繊維100%の和紙糸を使用した、メイドインジャパンのサステナブルなマスクです。
環境負荷の少ない多年生植物を原料とする和紙は、何回も洗って使用できることはもちろん、使い古したら土に埋めて生分解でき、環境を汚すことはありません。

公式HP

4.ethique(エティーク)

固形タイプのシャンプーやコンディショナーを展開しているブランドです。
ノンシリコンで無添加の石鹸で、使えば使うほどプラスチックボトル削減へ貢献することができます。
天然由来100%の美容成分も入っているため、髪にも環境にも嬉しいアイテムです。

公式HP

5.【ecostore】ランドリーリキッド <ユーカリ>

「人にも環境にもやさしい」
植物由来の界面活性剤を使用しており、天然のエッセンシャルオイルを含んでおります。
環境に優しく、なおかつ洗浄力も考慮した洗剤です。
干している際の香りが良く、リピートされる方が多いそうです。

公式HP

6.ZAO ネイルポリッシュ カラーズ

「環境にも爪にも優しい」
ヴィーガンネイルポリッシュは、爪への優しさと、体に悪影響を与える可能性のある10つの成分を含んでいません。
竹のオーガニックシリカを使用し、自爪に栄養を与えながらカラーを楽しめるのが特徴です。
カラーバリエーションが多く、気分によってネイルの色を変えることもできます。

公式HP

7.おやさいクレヨン

「もったいないを大切に」をコンセプトに、野菜や果物、豆類を原材料とし、「規格外品」や「端材」を活用することで、食品循環を目指しています。
地産地消に取り組むことにより、物流コストの縮小になるだけでなく、地元で循環することで持続可能性も高めます。

公式HP

8.stasher

stasherは手軽に繰り返し使え、食品用品質として認められている100%ピュアプラチナシリコーンでできています。
冷凍庫、電子レンジ、オーブン、そして食洗機に使用でき、使い続けることで使い捨てプラスチックゴミを減らすことができます。

公式HP

9.マイナーフィギュアズ有機バリスタオーツミルク

イギリスのコーヒー専門会社が、コーヒーを美味しく飲むために作ったオーツミルクです。
全て天然由来の原料で、保存料なども一切使用していません。
オーツミルクは、栽培に必要な水の量がアーモンドよりも6分の1で済むため、環境への影響も少ないと言われています。
ビーガンフレンドリーな植物性ミルクです。

公式HP

10.ピープルツリー フェアトレードチョコ

ピープルツリーのチョコは、有機栽培に力を入れている生産者団体が心を込めて育てたカカオ豆を使用しており、つくり手の健康や環境を守り、教育支援などのサポートをしています。
ベースとなるカカオ、黒糖、粗糖をはじめ、トッピングなど、すべて有機原材料を使っています。
まろやかな口どけが特徴的です。

公式HP

さいごに

身近なところからサステナブルを取り入れることはできます。
日々選択している商品を少し変えるだけでも、サステナブルを取り入れられます。

サステナブルな取り組みを日頃意識して取り入れることにより、未来を生きる世代に美しい環境を残すことができます。
限りある資源を大切にしたいものですね。

将来の環境のために、わたしたちができることを少しずつでも取り組んでみてはいかがでしょうか。