皆さんは、週にどれくらい湯船に浸かっていますか。
人により様々ではありますが、中には、毎日が忙しいために湯船に浸かる時間を作れず、バスタイムをシャワーで済ませていることはないでしょうか。
働く女性にぴったりのバスタイムの過ごし方についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
バスタイムで湯船に浸かるメリットは?
湯船に浸かることには、健康や美容面で様々なメリットがあることをご存知でしょうか。
ここからは、湯船に浸かるメリットを紹介します。
血行が良くなり、心身共にリフレッシュ
湯船に浸かると体温が上がり、血管が広がることで血流が良くなります。
血液は身体中に酸素を運ぶと同時に、二酸化炭素や身体に溜まる老廃物を排出してくれる役割もあるため、疲れが取れて、コリやむくみなどの改善が期待できます。
身体を温めて新陳代謝が良くなることで、身体がすっきりし、心も軽くなります。
こういった温熱作用が、身体だけでなく心のリフレッシュに繋がります。
水圧による身体へのマッサージ効果
身体は末端ほど老廃物が溜まりやすいと言われています。
適度に運動している方は、新陳代謝が高まり除去されやすいですが、デスクワークで身体が凝り固まっていたり、寒い場所にいるなどして血行が悪くなりがちな方は、身体の老廃物が残りやすくなります。
血行不良は身体の疲れ、筋肉のコリ、関節痛、腰痛、眼精疲労などの原因になります。
湯船に浸かると、数センチ身体がスリムになるほどの水圧を受けます。
これによって手足などの末端に留まっていた血液が押し出され、血流に乗って排出されやすくなります。
湯船に浸かることにはこのようなマッサージ効果もあるのです。
質の高い睡眠
質の高い睡眠とは、どのような睡眠でしょうか。
睡眠の質を左右するのは、眠りの深さだと言われています。
実際に寝ていたとしても、睡眠が浅い状態だと疲れが取れにくく、深い眠りにつくことができれば、疲れも取れやすくなります。
人は体温が低下すると、身体を休めるときに働く副交感神経が優位になり、眠くなります。
湯船に浸かって上がった体温は、お風呂から出ると下がるため、眠気を誘発し、スムーズに深い眠りにつくことができます。
ただし、就寝前にスマホやテレビなど、強い光を目に入れてしまうと、身体を活発化する交感神経が優位になってしまい、眠りにくくなったり、眠りが浅くなりやすいので注意してください。
(参考:e-ヘルスネット 厚生労働省、SMART LIFE PROJECT 厚生労働省 https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-01-004.html、https://www.smartlife.mhlw.go.jp/minna/sleep/kenkou)
バスタイムで身体も心もよりリフレッシュするためには?
湯船に浸かるだけでもメリットはありますが、バスタイムを疲労回復やリフレッシュのために、さらに効果的なバスタイムにするポイントを紹介します。
これから紹介する方法をぜひ実践してみて、バスタイムをより素敵な時間にしてください。
バスタイム前・後の水分補給
入浴中はたくさん汗をかくので、血中の水分量が減ります。水分補給が不十分な状態だと、血液がドロドロになり、脳卒中や心筋梗塞といった事故の原因になるかもしれません。
バスタイムの前にコップ1杯、後にコップをもう1杯程度飲むのがおすすめです。
水分が十分ある状態で血行が促進されれば、老廃物がスムーズに除去できて、代謝も上がりやすくなります。
発汗にはリフレッシュ効果があるため、十分に発汗できるだけの水分を取ることで、気持ちの良いバスタイムになります。
バスソルトを使う
バスソルトとは、その名の通りお風呂に入れる塩のことです。
天然塩のバスソルトには、塩化ナトリウム(塩分)以外に、ミネラル分が含まれており、天然塩の採れた土地によって、それらが含まれている量が違います。
バスソルトは発汗を促進すると言われており、発汗して毛穴が開くことで水分を取り込み、肌に潤いを与えてくれると言われています。
バスソルトの種類によっては、アロマが含まれており、湯船で香りも楽しみながらリラックスすることもできます。
気分に合わせて、香りを変える
アロマオイルを湯船に入れて、アロマバスを楽しむ方法もおすすめです。
香りを楽しみリフレッシュできます。
アロマの特徴は、気分によって香りを変えて楽しめること。
アロマオイルには様々な種類があるので、いくつかお気に入りの香りのものを揃えておいて、日々の気分に合わせて変えてみてください。
例えばリラックスしたいときはラベンダーやイランイラン、気分をすっきりさせたい時はオレンジスイートやローズマリーなどがおすすめです。
またアロマオイルだけではなく、バスキャンドルなどでも香りを楽しめるので、色々と試してみてはいかがでしょうか。
体調に合わせて、温度を調節する
一般的に、湯船の温度は、自分の体温+2~3℃でぬるく感じ、+5~6℃になると熱く感じると言われています。
そして、ぬるめの湯船に入ると筋肉が弛緩してリラックスしやすくなりますが、熱い湯船に入ると逆に活性化して、身体は興奮した状態になるのです。
心身ともにリフレッシュする目的であれば、湯船の温度は、自分の基礎体温(平熱)の+2~3℃を目安にしましょう。
まずは自分の平熱を把握したうえで、お風呂の温度を調整するところから始めましょう。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
湯船に浸かることで、リラックス効果や血行促進などの様々な身体に良いメリットがあります。
また、バスソルトを入れるなど、さらに工夫して、ぜひバスタイムを楽しんでみてください。