ドラックストアやデパコスなどの売り場で、泥パックの商品を身近で目にすることが多くなりました。
意外と詳しいことが知られていない泥パックですが、肌に与える影響は良いことばかりです。
今回は、泥パックのメリットや選び方、おすすめ商品をご紹介します。
Contents
泥パックとは?
泥パックで使われる泥は、どこで採取されたものなのでしょうか。
クレイ(泥)をペースト状にしたもの
海底や地底で何千年~何億年単位でできた泥(クレイ)に、水や植物の成分を加え、ペースト状にしたものが泥パックです。
ミネラルがたくさん含まれていることが特徴ですが、泥の生産地によってミネラルバランスや泥の吸着力が異なります。
泥の種類も多いため、目的によってパックを選べます。
ぜひ色々な泥パックを試して自分に合ったパックを見つけてみてください。
泥パックが向いている肌質とは
泥パックは、肌の余分な皮脂や古い角質、毛穴の汚れを吸着するため、肌質に関係なく使うことができます。
使用するタイミングとして、肌のベタつき・ゴワつきが気になる時に、泥パックすることがおすすめです。
ポイント使いもできるため、ベタつきやすいTゾーンや、ゴワつきが気になるあご周り、ボディの集中ケアにも使用できます。
泥パックを使って期待できること
肌の余分な汚れを吸着する泥は、洗顔や入浴剤にも使用されることがあります。
デトックスが期待でき、様々な用途で使われる泥ですが、美容にどんな影響があるのでしょうか。
血行促進することでトーンアップ
ファンデーションの色が白く浮いている、いつもより顔色が暗いなど、くすみが気になる方は泥パックがおすすめです。
くすみのもとになる肌の余分な汚れを吸着することで、肌のトーンアップに繋がります。
ハリや弾力のある肌に
ターンオーバーが乱れていると、肌の表面に余分な老廃物が溜まり、ゴワつきの原因に。
泥パックはそんな老廃物を吸着してくれます。
肌のターンオーバーを正常にすることで、ハリや弾力がある肌を作りましょう。
毛穴汚れや古い角質をオフ
なぜ泥パックは、余分な汚れや古い角質を吸着するのでしょうか。
泥は磁石のようにマイナスの電気を帯びており、プラスに帯電しているものを引き寄せる性質があります。
肌の毛穴汚れや古い角質はプラスに帯電しているものが多いため、泥パックをすることで、余分な汚れを磁石のように吸着し、取り除くことができるのです。
毛穴を引き締める
古くなった角質は、毛穴汚れの原因の一つです。
泥の吸着力で汚れを落とすことによって、毛穴を引き締めることに繋がります。
ニキビ予防
ターンオーバーが乱れることで、毛穴に皮脂が溜まりニキビの原因になってしまうのです。
泥の働きで肌に余分な角質や皮脂を除去することにより、肌本来の健康な状態を保つことに役立ちます。
自分に合った泥パック・クレイマスクの選び方
泥の成分によって、テクスチャーや期待できる効果が異なります。
ここでは、泥パック、クレイマスクの選ぶポイントをご紹介します。
泥成分の配合をチェック
ニキビができる原因の一つに、毛穴つまりがあります。
泥の種類によって、配合されている成分が違うため、泥の種類に注目すると自分に合った泥パックを選ぶことができます。
・ガスール:ミネラル豊富で保湿力が高い
・クチャ:粘着力が高く、しっかり汚れや古い角質を除去してくれる
・ベントナイト:洗浄力が高く、さっぱりとした洗い上がりが特徴
・カオリン:マイルドな洗い上がりが特徴的
上記は代表的なものであり、産地によって特徴が異なります。
色んな種類を試せることも楽しみの一つですね。
使いやすい形状を選ぶ
泥パックは、ペーストタイプと固形・パウダータイプがあります。
ペーストタイプはすぐに使うことができるのでおすすめです。
固形・パウダータイプは水に混ぜて泥の硬さを自分で調整できるため、自分好みのテクスチャーでパックを作ることができます。
「とにかく時短がいい」「初めて使ってみる」という方はペーストタイプ、テクスチャーにも拘りたいという方は、固形・パウダータイプをおすすめします。
自分のお悩みに合った種類の泥を選ぶ
泥パックの種類はさまざまです。
自分の肌にあったタイプを選ぶことで、より肌の変化を実感できるでしょう。
乾燥肌の人は保湿成分で選ぶ
乾燥肌の人は、保湿成分が配合されている泥パックがおすすめです。
アミノ酸、コラーゲン、セラミドなどの保湿成分は、泥パックで汚れを落としながらも、肌を潤してくれます。
敏感肌の人は低刺激性のものを選ぶ
化粧品で肌がピリつきやすいという敏感肌の人には、保湿成分が入っていたり、テクスチャーが柔らかいものを選ぶと良いでしょう。
また、天然素材の低刺激な商品は、肌への負担が少ないためおすすめです。
使用感も要チェック
せっかくなら、使いやすいものが良いですよね。
泥の硬さやすすぎやすさなど、使用感も確認しましょう。
泥パックの使い方
泥パックを使うとき、気をつけたいのがパックの時間です。
目安として10分以上おいてしまうと、肌に刺激を与えてしまいます。
泥の水分が無くなると、逆に泥が肌の水分を吸収してしまうため、うっすら表面が乾いてきた状態で落とすと良いでしょう。
薄く伸ばすとすぐ泥の水分が無くなりやすいため、0.5cm程度の厚さで満遍なく、肌が見えなくなるように広げましょう。
泥パックの使用頻度
肌を擦らなくても汚れを除去できる泥パックは、肌への負担が少ないことが特徴です。
ただ、皮脂の除去にも優れているため、毎日使うと乾燥の原因にもなってしまいます。
使用頻度としては、週に1回を目安にしましょう。
オイリー肌の人や、ベタつきが気になる場合でも、週に2回程度にとどめることをおすすめします。
数分放置後、ぬるま湯で流す
顔全体に泥パックをしたら、5分〜10分ほどで洗い流しましょう。
ただ、室内の温度や自分の体温によってパック時間は変わるため、表面が乾いてきた段階で洗い流すと良いでしょう。
商品パッケージに記載されている使用頻度も、必ず確認してください。
泥の洗い残しがないよう、たっぷりのぬるま湯で優しく流しましょう。
使う際の注意点
泥パックを使う際の注意点として、目周り、口周りなど皮膚の薄いところは刺激が強い場合があるため、避けてパックしましょう。
目に入った場合は、すぐに洗い流しましょう。
泥パック使用後のお手入れ法
パック後は、肌が手に吸い付くくらい、しっかり保湿をします。
古い角質や余分な皮脂など、汚れを除去された肌はいつもよりデリケートな状態です。
特にパックを洗い流した肌は乾燥しやすいため、いつも以上に保湿しましょう。
おすすめの泥パック5選
ここからは、おすすめの泥パックをご紹介します。
自然に優しいナチュラルな商品から、韓国コスメ、デパコスなど、様々な商品を5つ選びましたので、参考にしてみてください。
CRAYDのEssential Minerals CLAY MASK
最初にご紹介するのは、CRAYDのエッシェンシャルミネラルクレイマスク。
天然成分100%でフレグランスフリーなため、男女共に、また妊婦さんや、赤ちゃんも使える商品です。
アメリカ西海岸の地下深く、数万年前から眠っていた泥を使用しており、肌を整えるために欠かせないミネラルを豊富に含んでいます。
柔らかいテクスチャーで肌なじみがよく、ワントーン明るい滑らかな肌に。
ザラつきが気になるボディに使用できるところもポイントです。
CRAYD Essential Minerals CLAY MASK
innisfree ヴォルカニック ポアクレイマスク
韓国コスメのinnisfreeのヴォルカニック ポアクレイマスクは、火山灰をカプセル化したものを原料としており、皮脂の吸着に優れています。
余分な皮脂を落とすことで肌が洗浄されるため、毛穴汚れの集中ケアができます。
柔らかいテクスチャーで、しっかり肌に伸ばすことができます。
innisfree ヴォルカニック ボアクレイマスク
SABONデットシーマスク
イスラエル発のコスメブランド、SABONのデットシーマスクは、たくさんのラインナップの中でも人気商品の一つ。
死海の泥を成分としており、皮脂を取りつつ、豊富なミネラルが皮膚にうるおいを与えます。
SABON デットシートマスク
IPSAルミナイジングクレイe
デパコスで人気なIPSAのクレイマスクは、マッサージタイプの商品です。
泥の中に細かい球状のスクラブが入っており、優しくマッサージすることでつるんとした洗い上がりになります。
乾いた肌と濡れた肌両方に使うことができますが、テクスチャーがやや固めです。
敏感肌や乾燥肌の方は、肌が濡れた状態で使うと刺激を抑えることができます。
IPSA ルミナイジング クレイe
BCLツルリ 黒ずみ吸着うるおいガスールパック
ドラックストアなどで手に入りやすい、ツルリ 黒ずみ吸着うるおいガスールパックは、保湿力が高いガスールが配合されています。 毛穴の集中ケアをしながら、皮膚にうるおいも与えてくれる商品です。
ハーバルスパの香りも楽しめます。
ツルリ 黒ずみ吸着 うるおいガスールパック
さいごに
いかがでしたか。
泥パックは、デトックスや肌の余分な汚れを吸着し、肌本来の状態に導いてくれます。
また、肌に負担をかけずに不要な皮脂や汚れを除去してくれるため、皮膚を健やかに保つ味方アイテムです。
今回は、プチプラやデパコス、肌に優しいオーガニックの商品を紹介しました。
自分に合ったパックでケアをして、理想の肌を目指しましょう。