髪が傷む原因とは?傷んだ髪を改善したい方に、ヘアケア方法を解説

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髪が傷む原因とは?傷んだ髪を改善したい方に、ヘアケア方法を解説

髪は女性の命と言われますが、髪の傷みがひどくて困っている方は多いのではないでしょうか。
おしゃれのためにしているヘアカラーや、日々使用するヘアアイロンの熱も髪の傷みに繋がると言われています。
今回は、髪の傷みの原因を知り、日常で出来る対策と日々の習慣で改善できることを紹介します。

髪が傷んだ状態とは?

傷んだ髪はどのような状態なのか、きちんと把握している方は多くはないのではないでしょうか。
ここでは、傷んだ髪の状態と原因について説明します。

パサつき

日々のヘアアイロン、おしゃれや白髪染めのヘアカラーをするたびに、髪の毛のパサつき感やチリチリ感を感じたことがある方も多いと思います。
髪の表面にあるキューティクルがはがれ、髪の水分と油分がなくなることで、パサつきに繋がるのです。

タオルドライの仕方やヘアアイロンの熱、ヘアカラーが髪には大きな負担となります。
タオルドライは、タオルで頭全体を包み、頭皮と根元を押さえるように水分を吸収させます。
髪の中間から毛先は、両手でタオルを持ち、タオルで髪を挟んで水分を吸収します。
その際、毛先までゆっくりと優しく行うことがポイントです。

ごわつき、うねり

髪のセットをする際、髪の毛がゴワゴワしたり、うねりがあったりして、セットに時間がかかる方もいると思います。
髪の毛が剛毛タイプの方によくある髪のごわつきですが、これは髪のキューティクルの内部にあるタンパク質が破壊されているのが原因です。
ヘアカラーやパーマを繰り返し行ったり、紫外線の浴び過ぎによって、キューティクルが破壊され、毛髪の内部を守れなくなることが関係しています。

そしてうねりに関しては、タンパク質がダメージを受けることにより、毛髪内の水分バランスを保てません。
バランスが崩れた部分がよじれ、髪にうねりが出てしまうのです。

引っかかりやすい、指通りが悪い

髪の毛のもつれや、引っかかりやすさも髪の傷みの1つです。
ヘアアイロンやドライヤーで、髪の毛に熱を与えることでダメージが起きます。
髪の毛が引っかかった際、無理やり指を通すと余計に髪の毛が傷むので要注意です。

髪の傷みの原因

髪の毛の傷んだ状態が分かったところで、その原因について見ていきましょう。

シャンプーのやり方

清潔な髪を保つためにシャンプーは欠かせませんが、一方で摩擦が起こり、傷付けてしまう原因にもなるのです。

キューティクルは、髪の表面を覆ってつやを出します。
キューティクルは髪が濡れると開き、乾くと閉まる性質を持っています。
シャンプーをしている時は、キューティクルが開いた状態です。
この状態で髪を強くこすって洗うと、キューティクルが傷付き、つやが失われたり、パサついたりする原因になります。

自然乾燥

シャンプー後の濡れた状態の髪を放置すると、キューティクルが開いているため、髪にある潤いやたんぱく質が失われます。
ドライヤーの熱によるダメージ以上に、自然乾燥は髪が傷むので、しっかり乾かすことが大事です。
水分が残っていることで、濡れた雑巾のように雑菌が繁殖する上に、においの発生やかゆみの原因になります。

ドライヤーやアイロンの熱

ドライヤーやアイロンを使う際は、できるだけ短時間で済ませることをおすすめします。
ドライヤーをかける前に、タオルで水分をしっかり拭き取っておきましょう。
キューティクルは、ドライヤーやヘアアイロンの熱でダメージを受けてしまうため、熱をあて続けるのも避けた方が良いです。

カラーやブリーチ

カラーやブリーチは、薬剤を髪の芯へ浸透させています。
髪の内部にあるメラニン色素に働きかけて、髪色は決まってくるためです。
これらの薬剤には、内部まで浸透させるために、キューティクルをはがしてしまう成分が含まれています。
キューティクルをはがすということは、つまり髪が傷みやすくなります。

パーマや縮毛矯正

パーマや縮毛矯正の施術は、髪内部の結合を切断し、髪の形状を整えます。
内部の結合を切断することで、髪はやわらかくなり、ウェーブやストレートにすることができるのです。
カラーやブリーチと同じく、パーマや縮毛修正もキューティクルを一度はがすため、髪が傷みやすくなります。

紫外線・乾燥

紫外線を浴びることによって、髪の毛はダメージを受けます。
紫外線のダメージで、キューティクルがはがれやすくツヤが無くなってしまうのです。
髪から頭皮は、体の中で最も太陽に近く面しており、知らないうちにダメージを受けると言われています。

髪のダメージレベルチェック

自分の髪の毛のダメージがどのくらいなのか、セルフチェックも出来ます。
ぜひご自身でチェックしてみてください。

1本つまみ診断(キューティクルチェック)

まず、一本の髪の毛を選んで、触り心地でキューティクルを確認する方法です。
髪の毛先からつまんで根元に向けて通しましょう。
その際の感触がキュッキュッとするようであれば、キューティクルがある状態です。
滑らかに通る場合は、キューティクルがなくなっている状態です。

濡れた状態のチェック

髪が濡れた状態で、くしで髪の毛をとかします。
くしが通らず、引っかかる場合や、髪がもつれたりなかなかとかせない場合は、ダメージがある証拠です。

ドライヤー時チェック

ドライヤーで髪の毛を乾かすとき、なかなか乾かないと感じたことはありませんか。
髪がダメージを受けると、髪の毛一本一本の内服が空洞になります。
そのため、空洞部分の内部に水分が入り込み、髪の毛の乾きが遅くなるのです。

傷んだ髪は治せる?

そもそも、髪は死んだ細胞の集合体です。
シャンプーやトリートメントは傷んだ髪を補修するためで、あくまでダメージをやわらげるだけであり、元のきれいな髪に戻せません。
傷んだ髪を治すには、傷んだ部分を切るのみです。
そのため、日頃から正しいケアを意識し、ダメージを防いでいくことが重要です。

髪の傷みを改善するセルフケア

髪の傷みはできるだけ少なくしたいものです。
髪の傷みを改善するために、日頃から出来ることがありますので、参考にしてみてください。

シャンプー前にブラッシング


シャンプー前に、髪の毛をブラッシングすることで、髪を洗う時に髪の毛が絡まることを防ぎます。
髪の毛は、濡れると絡まりやすくなるので、事前に髪のもつれを解いておくのがおすすめです。
ブラッシングの際、髪が引っ掛かったりもつれた時は、無理矢理通すことはせず、一度ブラシを抜きましょう。

その後、毛先から絡まりを解くと、髪や頭皮への負担もなく、ダメージも少なくて済みます。
それでも絡まりやもつれがひどい場合は、髪の表面を洗い流さないトリートメントやオイルを使い、髪の通りを良くしましょう。

濡れている・湿っている髪の扱いは丁寧に

濡れている髪や、湿っている髪の毛は、キューティクルが開いているため、傷付きやすいです。>
目の細かいブラシを使うと、キューティクルと摩擦する面積が多くなるため、手ぐしか、目の粗いブラシで簡単にブラッシングする程度に留めておきましょう。

ドライヤー前はしっかりタオルドライする

ドライヤーの前には、タオルドライで髪の水分を取っておくことをおすすめします。
短時間で髪を乾かせるので、熱からのダメージを抑えることが可能です。
ドライヤーで乾かす時は、ドライヤーを髪から10〜15cmほど離しましょう。
水分は上から下に落ちていくので、最初に髪の根元にドライヤーをかけると、乾きが良くなります。

コテ・ヘアアイロンは乾いた髪に使用する

ヘアアイロンやコテは、髪が乾いた状態で使いましょう。
濡れた髪のままだと、スタイリングがうまくできない上に、髪にダメージを与えてしまいます。
高温すぎると髪が痛みやすくなるので、160℃くらいの温度で、短時間でスタイリングを済ませましょう。

アウトバストリートメントを使う

洗い流さないタイプの、アウトバストリートメントの使用もおすすめです。
ドライヤーの熱から髪を守り、傷みにくい髪にしてくれます。
それだけではなく、ダメージ修復など髪の悩みに適したタイプがあるので、目的によって使い分けましょう。

紫外線や乾燥対策にヘアオイルやスタイリング剤を使う

ヘアオイルを髪につける事で、日々髪の毛が受ける紫外線や、暖房が効いて乾燥しがちな冬場に、髪の毛を守ることができます。
髪を外敵から守ってくれる点では、ヘアセットするスタイリング剤もヘアオイルと同じ役割を果たしてくれます。

頭皮のケア

傷みのない髪をキープするためには、髪だけでなく頭皮もケアすることが必要です。
頭皮は皮脂が毛穴に溜まりやすいので、シャンプーで洗い清潔にしましょう。
ただし、清潔を保つためでも、洗いすぎは髪や頭皮を傷つけます。
シャンプーは、かゆみや匂い、ベタつきが気にならない程度にし、しっかり乾かすようにしましょう。

さいごに

髪は、日々摩擦やドライヤーの熱などからダメージを受けています。
一度ダメージを受けてしまうと元に戻せず、切ることでしか対処できません。
髪が傷まないように、ヘアカラーをしない、ヘアアイロンを使わないというのも、髪の傷みを軽減するのに役立つことではあります。

ただ、それ以上に、ドライヤーの熱や紫外線の影響も髪の毛には良くない面があるので、知っておきましょう。
髪の傷みの原因となる習慣に心当たりがあった方は、セルフケアや日頃の意識で改善出来るので、今回紹介した対処方法をぜひ試してみてください。