すっぴんのときでもクレンジングは必要です。クレンジングは、洗顔とは違う油溶性の汚れを落とす役割があり、外出時のメイクや排気ガスの汚れ以外にも、保湿クリームについたほこりなど室内でつく汚れもあるからです。
クレンジングのコツや、目的に合ったタイプを紹介します。
Contents
すっぴんでも必要!クレンジングの役割と正しい方法とは?
すっぴんでも、クレンジングが必要だということはご存知でしょうか?
洗顔をきちんとしていれば大丈夫!と思っている人も多いはず。
実は、メイクを落とす以外にも、クレンジングをするメリットがあるのです。
今回は、クレンジングをするメリットと、目的別のクレンジング方法を紹介します。
すっぴんでもクレンジングは必要
そもそも、クレンジングはどんな役割があるのでしょうか。
洗顔との違いを比べてみましょう。
クレンジングと洗顔の役割の違い
クレンジングは油溶性の汚れを落とすのに対し、洗顔は水溶性の汚れを落とします。
油溶性の汚れとはメイクのことだと思う人もいるかもしれません。
具体的に、油溶性の汚れは下記のものがあります。
・日焼け止め
・排気ガス
・角栓
・その他、油性のもの
ワックスや整髪料、保湿クリームについたほこりも、油溶性の扱いになります。
一方で、洗顔で落とせる水溶性の汚れには、下記のものがあります。
・ほこり
・角質
・汗
メイクをしていなくても、日中の日焼け止めや、料理の際に跳ねた油など、普段の生活の中で、洗顔では落ちない汚れはたくさんあります。
クレンジングと洗顔を両方することで、美肌を作りましょう!
すっぴんでもクレンジングした方が良い時
すっぴんでも、外に出る機会が多い時や、料理をしている際は、跳ねた油が肌についていることが多いため、クレンジングすることをおすすめします。
ただ、クレンジングはやりすぎると必要な皮脂を取ってしまう場合があり、肌の乾燥の原因にもなります。
普段はメイクをして、休日はすっぴんという人は、休日のクレンジングはしなくても良いでしょう。
普段から外に出ない、おうち時間が増えているという人は、一週間に何回かクレンジングをすることをおすすめします。
朝クレンジングとは?
朝クレンジングという言葉を聞いたことはあるでしょうか?
朝クレンジングは、夜のスキンケア後についた汚れを、リセットすることができます。
お肌の調子を整えることができ、メイクノリも良くなります。
朝に肌がテカテカになってると感じた日は、クレンジングすることをおすすめします。
クレンジングのメリット
クレンジングを使うことで、肌にどんな影響があるのでしょうか。
肌のトーンがアップ
毎日生活をしていれば、肌の汚れは溜まっていきます。
油溶性の汚れは洗顔では取れないため、溜まった油溶性の汚れをとることで、くすみが落ち、透明感のある肌になります。
毛穴ケア
毛穴の黒ずみに悩んでいる人もいると思います。
その原因の一つが、間違えたクレンジング方法や、洗顔で落としきれなかった皮脂の汚れです。
丁寧に汚れを落とすことで、毛穴ケアに繋がります。
ニキビを防ぐ
洗顔では落ちない汚れをそのままにしておくと、毛穴に角質が詰まる原因になります。
肌をしっかり洗浄して毛穴ケアをすることで、肌の調子が整えられ、ニキビを防ぐことができます。
メイクのノリが良くなる
油溶性の汚れと、水溶性の汚れをどちらも落とすことで、不要な汚れが取れ、より肌の調子を整えることができます。
そのあとのスキンケアや、メイクのノリも良くなります。
朝のメイク前には、朝クレンジングがおすすめです。
クレンジングするときのポイント
ここからは、クレンジングをする時のコツをお伝えします。
クレンジングは汚れを落とす分、少なからず、肌に負担もかけます。
肌も守りながら、余分な汚れを落としましょう。
短時間で済ませる
クレンジングは洗浄力があるため、多少なりとも、肌への刺激があります。
長時間肌につけていると、肌を守るために分泌された必要な皮脂を、どんどん奪ってしまうため、乾燥による肌荒れを引き起こす原因になります。
付け置きすることなく、短時間で落としましょう。
クレンジングの量はケチらない
肌への刺激を抑えるため、クレンジングの使用量はしっかり守りましょう。
量をケチらず、余裕をもって使うと、滑りがよくなり肌への負担が軽減されます。
力を入れずにやさしくなじませる
きれいに汚れを落とそうとして、思わず手に力を入れてしまい、こすってしまう人もいるのではないでしょうか。
クレンジングは洗浄力があるので、やさしくなじませるだけでも十分に汚れを落とすことができます。
ごしごしこすって刺激を与えないようにしましょう。
冷水や熱いお湯で洗わない
クレンジングは、ぬるま湯で落とすと良いとされています。
冷水だと毛穴が閉じてしまい、逆に熱いお湯は、肌に必要な油分を奪ってしまうためです。
30度~36度くらいの温度で洗い流すと良いでしょう。
タオルで拭くときは押さえるように
ごしごしと拭いてしまうと、肌の刺激になってしまいます。
洗い流した後は、タオルでそっと押さえて、負担のないように拭きましょう。
【目的別】クレンジングの種類と特徴
今は色々なタイプのクレンジングがあります。
クレンジングを選ぶ時、どんなタイプが良いのか悩むことはありませんか?
そこで、こちらでは目的別のクレンジングの種類と特徴をお伝えします。
しっかりメイクも落とす!クレンジングオイル
クレンジングオイルの特徴は、メイク落ちが良いことです。
お仕事柄やイベントで、しっかりメイクした日はクレンジングオイルを使用することをおすすめします。
メイクをしっかり浮かせることが大切です。
オイルをなじませたあと、手でお水を軽くつけて、オイルを乳化させることがポイントです。
すっきりオフ&さっぱり肌にクレンジングリキッド
メイクをしっかり落としたいけど、さっぱり使いたい、という方におすすめなのが、リキッドタイプのクレンジングです。
オイルフリーのものが多く、ふき取りタイプのものもあります。
使用感がさっぱりしているので、手やコットンで肌に負担がかからないよう、注意しましょう。
ほど良くメイク落としもできるクレンジングジェル
ナチュラルメイクの方におすすめなのが、ジェルタイプのクレンジングです。
肌への刺激は、オイルタイプやリキッドタイプより低いので、メイクも落としつつ、肌への負担が少なく、使うことができます。
マスカラや口紅などの落ちにくい箇所は、ポイントメイク落としを使用すると良いでしょう。
ダブル洗顔不要が嬉しい!クレンジングバーム
バームタイプのクレンジングは、保湿もしつつ、しっかりメイクを落とすことができます。
オイルタイプやリキッドタイプと比べると、テクスチャーが重めのため、水を含ませるとすべりが良くなり、肌への摩擦が少ないです。
最近は、ダブル洗顔が不要なタイプも多く出てきています。
ただし、敏感肌や乾燥肌の方は、必要な油分も落としてしまうこともあるので、使う頻度を調整してみてください。
低刺激でやさしく落とせるクレンジングクリーム
肌の摩擦も少なく、洗いあがりにうるおいもキープできるのが、クリームタイプのものです。
洗浄力もあり、クリームがクッションとなって、肌の刺激が少ないことが特徴です。
海に入っても落ちないような、ウォータプルーフのしっかりしたメイクは落ちにくいですが、通常のメイクならきれいに落とすことができます。
また、保湿力もあるので、乾燥する時期もおすすめです。
マイルドなメイク落としはクレンジングミルク
とにかく肌に優しいものを使いたい!という人におすすめなのが、ミルクタイプのものです。
洗浄力が他のタイプのクレンジングより低い一方、刺激は少なく、その分肌に優しいと言われています。
朝クレンジングや超ナチュラルメイクをする人におすすめです。
30代のクレンジング選びのポイント
クレンジングを選ぶときに、注意した方が良いことは何でしょうか。
特に、30代の方に気を付けて欲しいのが、自分に合ったクレンジング選びです。
30代は肌の過渡期にもなり、今までのクレンジングを使用していると、いつの間にか、肌に合っていない「クレンジングミスマッチ」が起こっていることも。
しっかり今の肌をチェックして、クレンジングを選んでみてください。
肌質の変化をチェック
クレンジング選びには、今までの先入観を捨てることが大切です。
20代はオイリー肌だった、という人も、実は肌質が変化していることも。
お肌の水分量は、生まれた時が一番多く、年齢を重ねる分少なくなります。
一方、皮脂量は、30歳にピークを迎え、その後は急激に下がってしまいます。
そのため、30代は、水分も油分も想像以上に、少なくなってきます。
20代はこうだったけど、30代はこんな悩みもでてきた、と肌の変化を意識すると、クレンジング選びの助けになります。
クレンジングは1種類じゃなくても良い
クレンジングをする時間帯や、メイクの状態などで、使うクレンジングの種類は複数使い分けても良いでしょう。
その時の肌に合わせたクレンジング選びができると、肌の状態に良い変化があるかもしれません。
さいごに
すっぴんでも、クレンジングが必要なことがお分かりいただけたでしょうか。
ただし、メイクをしているときと同じクレンジングだと、肌への負担がかかってしまいます。
その時の状況に合わせて、うまくクレンジングを使い、清潔で美しい肌を手に入れましょう。