リップクリームの正しい塗り方とは?より効果を得るためのポイントも紹介

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リップクリームの正しい塗り方とは?より効果を得るためのポイントも紹介

唇の荒れや乾燥が気になる時に、リップクリームが手放せないという人も多いのではないでしょうか?
リップクリームを塗っていてもなかなか荒れが改善しないという方のために、今回はリップクリームの正しい塗り方と、気をつけるべきポイントを紹介します。

唇が荒れる原因とは

唇の荒れや乾燥を解消するには、唇が荒れる原因を知って対策をしていくことが大切です。
普段している行動が、唇が荒れる原因になっていないか見直してみましょう。
唇が荒れる原因には、保湿、紫外線予防、摩擦などの外的要因と、睡眠不足や栄養不足といった内的要因があります。

リップクリームの種類と役割

ドラッグストアやバラエティショップに行くと、たくさんの種類のリップクリームが売られています。
悩みに応じて使うリップクリームを選べるように、リップクリームの種類と役割を見ていきましょう。

リップクリームは3種類ある

一般に販売されているリップクリームは、3種類に分類されます。

医薬品

「第◯類医薬品」と表記され、荒れている唇を治すのに有効な成分が含まれています。
唇が出血していたり、腫れやひりつきが見られる時に使うのがおすすめです。

医薬部外品

「医薬部外品」や「薬用」と表記されていることが多く、唇の荒れを予防するために使用します。
唇のごわつきや乾燥が気になるときに使うのがおすすめです。

化粧品

保湿成分が主に配合されています。
他にも、UVカット成分を配合したものもあり、乾燥や紫外線を防ぐために使用します。
唇の美しさを保つことを目的としています。

リップクリームの役割

リップクリームには、主に保湿を目的としたものと、UVカット成分を配合した日焼け止めを目的としたものがあります。
UVカット成分を配合したものは、荒れた唇には刺激が強いこともあるため、注意が必要です。
唇をケアするつもりでも、目的に合わない成分のリップクリームを使うと逆効果になってしまいます。
自分の悩みに合ったリップクリームを使用しましょう。

リップクリームの正しい塗り方

唇の荒れをケアしたいときにも役立つリップクリームですが、間違った使い方をすると、荒れを悪化させてしまう恐れもあります。
普段正しい塗り方をしているかチェックしてみてください。

1.塗る前に唇の余分な油分や汚れを取る

唇に食べ物の残りかすなどが付着していると、唇の刺激となります。
唇に汚れが付着したままリップクリームを塗ると、摩擦による刺激も与えてしまいます。
リップクリームを塗る前に、ティッシュやコットンなどで唇を優しく拭きとりましょう。

2.リップクリームを温める

リップクリームは温めることで柔らかくなり、保湿成分が唇に馴染みやすくなります。
特に寒い環境では、リップクリームが固くなっていることもあるため、そのまま唇に塗ってしまうと摩擦が起こり、刺激となってしまいます。
リップクリームの蓋を開ける前に、両手で握って温めるのがおすすめです。

3.縦方向に塗る

唇には縦方向のシワが入っています。
シワに沿って縦方向にリップクリームを塗ることで、シワの奥まで保湿成分が浸透しやすくなり、より効率的に唇を保湿することが期待できます。

4. 先端をふき取る

唇についた汚れや唾液がリップクリームに残ることで、雑菌が繁殖しやすくなります。
リップクリームが菌の温床とならないように、使用した後はリップクリームの先端をふき取ることを習慣にしましょう。

リップクリームの効果を高めるポイント

唇の荒れや乾燥を解消するだけでなく、綺麗で魅力的な唇にするために、リップクリームの効果を高めるポイントを確認していきましょう。

目的に合ったリップクリームを選ぶ

リップクリームには、様々な種類があります。
直感で選んでしまって、合わずに使わなくなったという経験はありませんか?
唇の荒れの症状や使用用途に合わせたリップクリームを選びましょう。

目的別に、おすすめのリップクリームの種類を紹介します。

・唇の荒れを予防したい:医薬部外品
・乾燥も気になるが、唇の血色を良く見せたい:色付きのリップクリーム
・紫外線の予防をしたい:UVカット成分を含むリップクリーム
・メイク前に使いたい:下地用リップクリーム
・効果を求めるだけでなく、気分をあげたい:好きな香りのリップクリーム

目的を明確にしてリップクリームを選ぶことで、より唇の悩みを解消しやすくなります。

塗るタイミングと頻度に気を付ける

たとえ唇の荒れや乾燥を解消するためだとしても、リップクリームの塗りすぎはよくありません。
頻繁に塗りすぎてしまうと、唇に塗るたびに摩擦による刺激を与えてしまい、かえって唇が荒れてしまうことがあります。
また「薬用」と書かれた医薬品のリップクリームは飲み薬などと同様、用法・用量を守って使用する必要があります。
塗りすぎてしまうと、成分に慣れて効き目が弱くなる場合があるためです。
逆に、成分自体が唇への刺激となる場合もあります。
リップクリームの使用は1日に3〜5回にとどめ、「メイク前」「食後」「歯磨き後」などタイミングを決めて塗ることをおすすめします。

指先や綿棒を使って塗る

スティックタイプのリップクリームは、特に指先や綿棒に取って塗ることをおすすめします。
スティックタイプは固形で固めのテクスチャーのものが多く、唇にそのまま塗ると、摩擦による刺激となるためです。
指先で手に取ることで、体温でテクスチャーが柔らかくなるため、保湿成分が唇に届きやすいというメリットもあります。
指先で取る際は、事前に手洗いや消毒を忘れないようにしましょう。

リップクリームを清潔に保つ

唇には、雑菌や食べ物の残りかすなどが付着していることがあります。
それらがリップクリームについてしまうと、菌が繁殖し、そのリップクリームを使用することで、唇の荒れに繋がってしまう可能性があります。
リップクリームを清潔に保つため、塗る前に唇を綺麗にすることと、塗った後はリップクリームの表面を拭き取ることを習慣にしましょう。

昼用と夜用の2種類使いをする

昼用と夜用でリップクリームを使い分けましょう。
紫外線の多い昼間はUVカット効果のあるリップクリーム、就寝時など夜は保湿効果の高いリップクリームを使用するのがおすすめです。
時間帯によって2種類使いをすることで、状況にあった唇のケアをできるので、より綺麗な唇を保つことにつながります。

リップクリームの形状別の特徴

唇をケアするリップクリームは、さまざまな形状で展開されています。
リップクリームには、成分だけでなく形状によっても特徴があるので、形状別のおすすめの使用場面も紹介します。

スティックタイプ

繰り出し式の固形のリップクリームです。
リップラインを取って塗りやすく、色付きやUVカット成分を含んだ商品も多いため、人前に出る時にも使いやすいことが特徴です。
最もメジャーなタイプで、成分で差別化されていることが多く、天然由来成分や香りにこだわった商品もあります。

チューブタイプ

液体状で柔らかいテクスチャーが特徴です。
成分が唇のシワにも入りやすく、高い保湿効果が期待できますが、ベタつきが気になることもあります。
就寝時など、しっかり保湿をしたい時におすすめです。

バームタイプ

バームタイプは、固めのテクスチャーのため、指で取って使用します。
こってりとしていて、チューブタイプほどのベタつきはなく、保湿がしっかりできることが特徴です。
指で取って使うため、清潔な手で使用するようにしましょう。
唇だけでなく他の部位にも使用できるものが多いので、旅行やお出かけのときにも便利です。

さいごに

今回は、リップクリームの正しい塗り方や、目的別のリップクリームの選び方、より効果を得るためのおすすめの使い方を紹介してきました。
唇やリップクリームを清潔に保ち、温めて、シワに沿って縦に塗ることを意識すると、唇への刺激を減らすことができます。
唇は刺激に弱い部分なので、正しい塗り方で丁寧にケアしましょう。
また、一口にリップクリームと言っても、特徴は商品によって異なります。
自分の悩みに合った商品をしっかり吟味することが大切です。

今回紹介したポイントを押さえて、荒れ知らずの唇を目指していきましょう。