年齢とともに、肌の老化は進みますが、同じ年齢でも老いを感じない肌の方もいれば、年相応の方もいます。
せっかくなら、年を重ねてもみずみずしい肌でいたいですよね。
今回は、エイジングケアについて紹介します。
Contents
エイジングケアとは?
エイジングとは、老化や加齢を意味します。
自分の肌に合わせて適切なスキンケアに取り組むことを、エイジングケアと言います。
老化や加齢によって起こる肌の変化は色々あります。
その中で大事なのは変化が現れてからではなく、現れる前から予防することです。
アンチエイジングとの違い
アンチエイジングという言葉を、聞いたことがある方は多いと思います。
エイジングケアと何が違うのでしょうか。
アンチエイジングは、老化や加齢に対してやる取り組みのことなので、実際のところエイジングケアとほとんど意味は同じです。
しかし、アンチエイジングという言葉を化粧品に使うことは、薬事法という法令で禁止されているのです。
そこで生まれた言葉がエイジングケアです。
エイジングケアはいつから始めるべき?
実際はいつから始めるのが良いのでしょうか。
一般的には、肌に変化が出始める20代からと言われています。
これは、20代になると肌内部のハリをつくり出しているコラーゲンが現象し、肌のターンオーバー(細胞が生まれ変わる周期)が遅くなるためです。
「エイジングサイン」とは?
人それぞれではありますが、20代になるとエイジングサインが現れ始めて、肌が少し変わってきたと感じる人が増えてくるそうです。
エイジングサインとは、老化や加齢にともなう肌の老化によって現れる特徴です。
法令線
笑いジワと呼ばれることもあります。
口角を挙げた時に口元にできる線です。
加齢による表情筋の衰えや、ハリを生み出す成分が減ることで現れます。
目元のシワ
目尻や下のまぶた付近など、目の周りにもできるシワです。
目の周りはとくに皮膚が薄く、紫外線や乾燥によるダメージを受けやすい場所です。
ターンオーバーの遅れなどにより、皮膚が固くなってくると現れやすくなります。
目元のたるみ
目元に水がたまったようにぷくっとする、アレです。
目の下の部分に、脂肪が多い方に起きやすい特徴ですね。
目の下の筋肉が衰えることによって、ハリがなくなり、脂肪がつくことで目立つようになります。
シミの増加
シミの原因のなかで大きなものは、紫外線です。
ターンオーバーが遅れることで、紫外線のダメージの回復が遅れたり、バランスの取れた回復ができなかったりして、、シミとして残ります。
また年齢を重ねると、シミが消えづらく定着しやすくなります。
輪郭がゆるんで口角が下がる
ほっぺたが落ちてくるように見えることを、口角が下がると言います。
こちらも表情筋が衰えることで、顔の部分の肌を持ち上げる力が弱まり、落ちてくるように見えます。
肌の老化の原因
そもそも肌の老化はどうして起きるのでしょうか。
理由を知っていれば、効果的な対策も取りやすくなるはずです。
間違ったスキンケア
みなさんはスキンケアをする際に、こすったり、たたいたり、ひっぱったりしてはいないでしょうか?
実はこういったスキンケアは、お肌に直接ダメージを与えてしまうためNGです。
本来得られるはずの効果を、満足に得られないかもしれません。
また、お肌に良くないと言われている成分が入った化粧品を使っている場合も、長い目で見て肌トラブルの原因になるかもしれません。
お肌に良かれと思ってやっていたことが逆効果だとしたら、悲しいですよね。
紫外線対策不足
シミやシワの原因である紫外線。
日焼けはお肌のやけどに近い状態ですので、ちゃんとした対策をしなければ、メラニン色素が作られて、シミやシワのもとになってしまいます。
生活習慣の乱れによるターンオーバーの遅れ
ターンオーバーの遅れとはつまり、新陳代謝の遅れです。
食生活や睡眠、生活パターンの乱れなどによって、新陳代謝が滞ります。
肌の入れ替わりが遅れ、乾燥やシミ・シワが残る期間が長くなってしまいます。
ホルモンバランス乱れ
みなさんは、質の高い睡眠を取れているでしょうか。
新陳代謝を促すホルモンが分泌されるタイミングは、睡眠の深さに強く影響を受けています。
毎日の眠りが浅い方は、もしかしたらお肌をつくるホルモン分泌が抑えられている状態かもしれません。
どの年代にも大切な3つのエイジングケア
エイジングケアとして、具体的に何をするべきなのでしょうか。
生活習慣の乱れは、長い目で見た取り組みが必要ですが、大切なことなので、ぜひ頑張ってみていただきたいです。
ここからは、毎日のスキンケアという目線で、今日から取り組めるエイジングケアを紹介します。
紫外線対策
紫外線を浴びると、多かれ少なかれ肌にダメージがあります。
紫外線は、できるだけ浴びないようにしたいですね(もちろん適度に日光に当たるのは、健康上大切です)。
事務仕事の方は室内にいることが多いので大丈夫、と思っていませんか。
紫外線は曇りの日だとしても、室内にも届きます。
また日傘をさしたりしていても、地面に反射して目から入ってきたりもします。
気を抜かず、UVカット製品を使うことを心がけましょう。
洗顔
洗顔は、エイジングケアに大切です。
多くの人は加齢によって、皮脂が多く出るようになります。
余分な皮脂を洗顔で落とすことなく残しておくと、角質のもとになり、肌が柔軟性を失って硬くなり、エイジングサインに繋がります。
洗顔は一般的に、朝と夜の2回が良いと言われています。
朝の洗顔の役割は、夜のうちに出た余分な皮脂や汗、顔に着いたホコリなどの汚れを取ること。
夜の洗顔の役割は、メイクや外でついたチリやホコリなどの汚れなどを落とすこと。
肌の弱い人は、皮脂の多い部分的な洗顔や、ぬるま湯だけを使った方法などでも良いです。
保湿
乾燥は、肌のキメが粗くなり肌荒れやシミ・シワ、ハリの低下など、あらゆるエイジングサインの原因になります。
洗顔で汚れを落としたら、化粧水やクリーム、オイルなどでしっかり保湿をしましょう。
保湿をすることで肌にバリアができて、乾燥などから肌を守ってくれます。
逆に保湿を怠ると、どんなにエイジングケアをしても効果が薄くなってしまいます。
メイクによるエイジングケアと注意点
エイジングケアに繋がるファンデーションを使う方法を紹介します。
UVカットによる紫外線対策、保湿などの役割を一つでできる製品や、更にはビタミンなどの栄養素が肌に浸透するように作られているものもあります。
とはいえ、肌に良い商品だからと油断せず、毎日寝る前には必ずクレンジングをしっかりしましょう。
古いファンデーションが肌に残っていると、肌トラブルの原因になってしまいます。
さいごに
エイジングサインの原因や、お肌をより良い状態に保つためのエイジングケアの方法や注意点について紹介しました。
毎日の積み重ねが、数年後、数十年後の美肌に繋がるはずです。
まだエイジングサインが現れていない方も、現れている方も、今から始めるかどうかで違いは出てきます。
少しずつでも、日々の習慣として取り入れてみてはいかがでしょうか。